長岡市に住む60代男性から現金をだまし取ろうとしたとして、マレーシア国籍の男2人が逮捕されました。2人はそれぞれ警察の職務質問をきっかけに逮捕されていて、特殊詐欺の受け子とみられています。 特殊詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは住居不定、職業不詳のマレーシア国籍の27歳の男です。警察によりますと、男は氏名不詳者らと共謀のうえ、9月下旬ころから10月3日までの間、氏名不詳者らが複数回にわたり、長岡市の60代男性に電話をかけ警察官や検察官をかたり「あなたの電話番号が不正に使われています。調べる必要性があります。」「あなたに詐欺グループの共犯者の疑いがあります。」「共犯者を捕まえました。銀行からお金を出しておくのが安全です。お金を出したら家で保管してください。」などと話したということです。 3日、男が60代男性の自宅を訪問し現金をだまし取ろうとしましたが、その前に警察の職務質問を受け逮捕に至ったということです。職務質問を受けた場所は長岡市の与板地域で、地域住民から「不審な人がいる」と110番通報がありました。 その後、再び与板地域で不審者の110番通報があり住居・職業不詳のマレーシア国籍の男(21)も特殊詐欺未遂の疑いで逮捕。警察によりますと、容疑は27歳の男と同様だということです。 警察は男2人の認否について「捜査に支障がある」として明らかにしていません。また、同じ犯行グループかどうかについて「捜査に支障がある」として明らかにしていません。