昨年来、高知県立美術館の絵画の「贋作騒動」が話題となっている。同美術館が所蔵する絵画が「贋作ではないか」と指摘され、同館は調査の上、実際に「贋作である」との結論に達した。そのうえで、9月13日からこの作品「少女と白鳥」を敢えて一般公開することに。同美術館は1996年、ドイツの画家、ハインリヒ・カンペンドンクによるものとして絵画を1800万円で購入し、所蔵していた。ところが昨年、この絵がかの有名なドイツの贋作師、ヴォルフガング・ベルトラッキによって描かれたものであるとの疑いが強まり、京都大学のチームが分析を行っていた。