警察官などをかたるオレオレ詐欺で9月、高知県高知市の男性が約5300万円を騙し取られていたことが分かりました。 警察によりますと9月6日、高知市の40代の男性の携帯電話に、弁護士を名乗る男から連絡があり、「電話料金の未納があります。スマホのセキュリティをあげないといけない。50万円を振り込んでください」などと言われたため、男性は指定された口座に50万円を振り込みました。 その後、神奈川県警の警部補や弁護士を名乗る男からの連絡が続き、セキュリティを無制限にするという名目で250万円を宅配便で指定された住所に送ったほか、セキュリティサーバーセンターの担当者を名乗る男から連絡があり「逮捕されないために毎日お金をおろして家に置いてください」と指示され、男性は複数の口座から現金を引き出し、4000万円を指定された住所へ宅配便で送りました。 その後も捜査協力の名目で1000万円を宅配便で送るなど、合わせて5340万円をだまし取られました。 男性は「母親も逮捕される」などと言われ、警察に相談したことから詐欺と発覚したものです。 これで、県内の詐欺被害件数は75件で被害金額は約4億3193万円となりました。