「清水くんは将来のことよりも今を大事にする人で、『もしもやりたいことが他に見つかれば俳優からそっちに変えることもあるかも』なんて以前は言っていたことがあったんです。 ですが、ここ4、5年くらいは特に俳優の仕事が楽しくなっていたらしくて。今では生きがいとまで話していましたから、もう彼はこのまま俳優として覚悟を決めて暮らしていくのだろうと感じていたのですが……」(清水被告を知る制作関係者) 俳優の清水尋也被告(26)が東京・杉並区の自宅アパートで乾燥大麻を所持していたとして麻薬取締法違反の容疑で起訴。東京湾岸警察署から保釈金200万円で保釈されてから約2週間が経過した。 清水は’12年公開の映画『震動』で俳優デビュー。 ‘14年に公開された役所広司主演映画『渇き。』で、いじめられっ子の「ボク」役を演じると知名度が急上昇。その後も’21年前期放送のNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』や映画『東京リベンジャーズ』シリーズなど、数々の話題作に出演した。スポーツ紙記者は言う。 「清水被告の逮捕を受け、日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)は最終回直前に彼の出演シーンがカットされました。朝ドラ『ばけばけ』にも出演が決まっていましたが、あわせて降板。濱正悟さんが急遽代役を務めることに。関係各所へ大きな迷惑をかけてしまった清水被告の今後の活動については白紙となっています」 前出の制作関係者は続ける。 「これからの事に関しては事務所とよく話し合って決めるのでしょうが、しばらくは裏方の仕事などをしていくと聞いています。役者として彼は撮られる側の人間でしたが、“カメラをいじるのも楽しい”と言っていましたし……。 彼には才能も華もありますし、私の周りには“このまま引退というのはあまりにも惜しい”という声が少なくありません。更生することを願っている仕事関係者もいます。表舞台からは退き、そういった方々の支えを受けて、いつか復帰できることを信じて裏方業から再出発していくのだと思いますよ」 果たして清水被告の思い描く青写真通りになるのだろうか。