JFA大激震…児童ポルノ画像閲覧で逮捕された影山技術委員長を解任 湯川専務理事「大変遺憾」

日本サッカー界に大激震が走った。日本協会(JFA)は7日、影山雅永技術委員長(58)との契約を解除すると発表。U-20W杯チリ大会に向かう移動便で児童ポルノ画像を閲覧したとして、経由地パリ到着時に空港で逮捕された。6日に執行猶予付き懲役18月と罰金5000ユーロ(約85万円)の有罪判決を受けた。 この日の理事会で解任を決議。会見した湯川専務理事が「大変遺憾で、おわび申し上げます」と頭を下げた。宮本恒靖会長の声明も「許容できるものではない」と代理で読み上げた。一方で大半の質問に「プライバシー保護の観点から詳細は差し控えさせていただく」との回答を繰り返した。拘留を確認できたのは5日で、同行者はいなかった。本人からは更迭後、謝罪があったという。釈放されたが、まだ帰国していない。 仏紙ル・パリジャンやレキップなどによると、パリ行きエールフランス機内のビジネスクラスで、ノートPCを使って児童ポルノを閲覧。客室乗務員(CA)に発見、通報され、乗り継いだシャルル・ド・ゴール空港で身柄を拘束された。CAに対して、罪を矮小(わいしょう)化しようと「芸術的な行為。AIで生成された写真」などと釈明したが、留置場から出廷した6日の公判では事実を認め「恥ずかしい」との感情を示し、その上で「フランスでは禁止されていることを知らなかった」と証言した、と報じられた。 パリ近郊ボビニーの裁判所は、AIか否かに関係なく禁止されている児童ポルノに該当し、実在の未成年者に関する物か捜査したことを確認。15歳未満のポルノ画像の輸入、所持などの罪で10年間、フランス領への入国と未成年者に関わる活動を禁止され、性犯罪者司法登録簿に登録された。 影山氏は福島・磐城高から筑波大を経て、市原、浦和、仙台などでプレー。引退後はマカオ代表、岡山、U-20日本代表の監督を歴任した。24年春から技術委員長。A代表を筆頭に各年代をつかさどる強化トップの大要職。来年のW杯を前に、前代未聞の醜聞が森保ジャパンに降りかかった。

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