新羅古墳を踏み荒らし、父親は「認証ショット」撮影…韓国・APEC開催目前の慶州で非常識行動

【10月18日 KOREA WAVE】韓国・慶州市の新羅古墳で、子どもが墳丘の上に登り、その様子を父親が動画撮影する場面が撮影され、オンライン上で大きな批判が巻き起こっている。事件はアジア太平洋経済協力会議(APEC)を慶州で控えた時期に発生した。 オンラインコミュニティ「ボベドリーム」に10月13日、慶州市民が投稿した写真には「子どもが古墳のてっぺんまで登り、父親はうれしそうに動画を撮っていた」とのコメントが添えられていた。投稿者は「隣の子どもまで登ろうとしていた。どうしてこんな行動をするのか理解できない」と嘆いた。 写真には古墳の上に立つ子どもと、少し離れた場所から撮影する男性の姿が写っている。こうした行為は文化財保護法違反に該当し、正当な理由なく指定文化財や仮指定文化財の保存・管理を妨げた場合、2年以下の懲役または2000万ウォン以下の罰金が科される。 慶州市ではこれまでも文化財への軽視行為が繰り返されてきた。2011年には大雪の中、路東洞の鳳凰台古墳でスノーボードを楽しむ男性の姿が公開され、非難を浴びた。2017年には国宝第31号の天文台「瞻星台」に登って記念撮影をした大学生3人が逮捕され、2020年にはチョクセム遺跡79号墳の上にSUV車を乗せた20代男性が告発された。さらに2025年10月11日には、古墳前のベンチで喫煙する観光客の写真が拡散され、再び市民の怒りを買った。 ネット上では「基本的な知識もなく旅行するな」「まるで子ども番組の丘とでも思っているのか」「“インスタ映え”のために子を危険にさらす親の責任が一番重い」「常識が通じない時代だ」といった非難が殺到している。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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