日本サッカー協会 新技術員長に山本昌邦氏が就任「この難局をしっかり乗り越えて参りたい」契約解除された影山前委員長の後任

日本サッカー協会(JFA)は20日、技術委員長に山本昌邦氏が就任したことを発表した。技術委員長兼ナショナルチームダイレクターとして業務にあたることになる。 都内で会見に臨んだ山本氏は「これまでナショナルチームダイレクターとして代表の強化に努めて参りました。これからは技術委員長としてさらに(技術委員内の)6部会の素晴らしいダイレクターと力を合わせて、この難局をしっかりと乗り越えて参りたいと思います。宜しくお願いします」と語った。 前任の影山雅永技術委員長が今月2日にフランス・パリへ向かう航空機内で児童ポルノを閲覧した疑いで逮捕され、有罪判決を受けた。7日に契約解除を発表し、都内で緊急会見を行った湯川和之専務理事は「協会として大変遺憾なことだと考えている。ご心配、お騒がせして深くおわび申し上げる」と謝罪。また、宮本恒靖会長は「今回の件はサッカー界として許容できるものではない。これを契機に協会のガバナンス、コンプライアンス体制を改めて見直し、徹底的に強化改善を覚悟を持って図っていく」とコメントを発表した。 影山氏はU-20W杯視察でチリに向かっていたが、3日に搭乗予定だったパリ発チリ行きの飛行機に乗っていないことが判明。本人と連絡が取れなかったが、協会は5日に関係各所を通じ、パリで勾留されていることを把握した。 そのため協会は迅速に動き、後任に経験豊富な山本氏の就任を決めた。

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