共済金目的で古民家に放火したか 約7300万円をだまし取ったとして男2人起訴 岐阜・飛騨市

岐阜県飛騨市の古民家に放火し、共済金約7300万円をだまし取ったとして、岐阜地検は21日、放火と詐欺の罪で2人を起訴しました。地検は2人の認否を明らかにしていません。共犯として逮捕・送検された68歳の男性は不起訴としました。 非現住建造物等放火と詐欺の罪で起訴されたのはいずれも住居不定、無職の稲葉寛被告(57)と、元保険調査員の深町優将被告(54)です。 起訴状によりますと2人は3年前、稲葉被告が実質的に所有する飛騨市神岡町山田の古民家に、深町被告がライターで火をつけて全焼させた後、放火を隠して保険金に相当する共済金など約7300万円を稲葉被告が管理する口座にだまし取ったとされます。 地検は2人の認否を明らかにしていません。 この事件では3人が逮捕・送検され、うち68歳の男性1人について岐阜地検は不起訴としました。理由は明らかにしていません。 起訴状では古民家はこの男性が「登記上の所有者」と明記され、共済金詐欺については「情を知らない」とされています。 稲葉被告と深町被告は岡山県と青森県で民家に放火し、保険金をだまし取ったなどとして逮捕、起訴されています。

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