福岡県警、検視官室長を盗撮疑いで書類送検 懲戒処分の方針

福岡県警は23日、県内で女性を盗撮したとして、県警捜査1課で検視官室長を務める男性警視を県迷惑行為防止条例違反容疑で書類送検した。同日、懲戒処分にする方針。捜査関係者への取材で判明した。 捜査関係者などによると、警視のスマートフォンを調べたところ、女性の姿を写した写真が多数見つかったという。警視は遺体の状況などを調べて事件の有無を判断する検視官室のトップにあたる室長を今春から務めている。 県警を巡っては8月以降、性暴力事件やセクハラなど幹部職員の不祥事が相次いでいる。 8月には、後輩の女性職員にわいせつな行為をしたとして50代の男性警部が不同意わいせつ容疑で逮捕された。警部は起訴されたが、その後に福岡拘置所(福岡市)で自殺を図り、入院先の病院で死亡が確認された。9月には捜査部門トップで警視正の男性刑事部長(当時)が後輩職員に性的な発言をしたとして本部長注意処分を受け、辞職。人身安全対策課長だった50代の男性警視も居酒屋で飲酒中に後輩職員らの前でセクハラに当たる言動をしたとして戒告処分となった。【志村一也】

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