70代女性から現金などを奪ってけがをさせたとして、大阪府警都島署は24日、強盗致傷と詐欺未遂の疑いで大阪府の自称アルバイトの男（19）を逮捕したと発表した。署によると、男は特殊詐欺で弁護士役の受け子として女性と接触。女性は男の風貌が弁護士に見えず、だまされたと気付いて逃げようとしていた。 逮捕容疑は9月12日夜、氏名不詳者らと共謀し、大阪市都島区の路上で女性から現金をだまし取ろうとしたが失敗。女性が持ってきた現金100万円やスマートフォン1台などを奪って転倒させ、全治約1カ月のけがを負わせた疑い。容疑を否認している。 署によると、女性は息子を名乗る別の男から「会社の女の子を妊娠させ、300万円を請求された」などと電話を受け、待ち合わせ場所で現金を弁護士に渡すよう指示された。女性は署に対し「弁護士と聞いていたが、そんなふうには見えない若い男が近寄ってきた」と説明した。