[17日 ロイター] – 米プロバスケットボール協会(NBA)で八村塁の所属するレーカーズなど複数チームが違法賭博に関する調査対象になっていると、米ESPNや「ジ・アスレチック」が16日に報じた。 対象チームはNBAから文書や記録の提出を求められており、ESPNによると、レーカーズではアシスタントトレーナーや管理職の職員など約12人の関係者が調査に協力しているという。なお、調査対象となったこと自体は、必ずしも不正があったことを意味するわけではない。 レーカーズが対象となった理由の1つは、現在チーム在籍8年目となるレブロン・ジェームズに関連している可能性が高い。先月、連邦検察が違法賭博に関する起訴を発表した際、逮捕者の中にレブロンの友人で、キャバリアーズのアシスタントコーチを務めていたデイモン・ジョーンズ被告が含まれており、同被告は2022─23シーズン中にレブロンがバックス戦を負傷欠場するという非公開情報を賭博筋に売却(または売却を試みた)疑いが持たれている。 NBAでこれまで起訴されたのは、トレイルブレーザーズ監督で殿堂入り選手でもあるチャウンシー・ビラップス被告や、ヒート所属選手のテリー・ロジエ被告らで、マフィアが運営する違法賭博に関わっていたとみられる。