うその登記申請容疑で男ら逮捕 同じ日に土地売買し、8億円超入手か

会社の代表取締役に選ばれたとうその登記申請をしたとして、警視庁は2日、会社役員松沢泰生容疑者(74)=東京都渋谷区=ら男女3人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで再逮捕し、発表した。いずれの認否も明らかにしていない。 暴力団対策課によると、松沢容疑者らは共謀して2022年12月27日、東京法務局で、不動産管理会社「ハナマサ」(東京都世田谷区)の代表取締役に選任されたとうその登記申請をした疑いがある。松沢容疑者が全株式を持つとする書類や、開催していない臨時株主総会の議事録などを提出したという。 同じ日に、同社が所有する埼玉県東松山市内の土地(約4万平方㍍超)の所有権が同社以外に移っており、10億円超の売買代金のうち8億円超が松沢容疑者側に渡っていたという。 松沢容疑者はハナマサの全株式を持つとする株式譲渡契約書や株券を偽造し、東京地裁に提出した有価証券偽造・同行使などの疑いで11月に逮捕されていた。(三井新、西岡矩毅)

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