神奈川県内に住む80代の女性に、長男やその上司を名乗り電話をかけ現金をだまし取ったとして警察は男3人を逮捕しました。 犯行の拠点が特定にしにくい車から被害者に電話をかけていたとみられています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、神奈川県横浜市の自称廃品回収業 村上賢宏容疑者(36)ら男3人です。 警察によりますと3人は、ことし10月、神奈川県小田原市に住む当時86歳の女性に長男などを名乗り、「会社の重要な書類を間違えて実家に送ってしまった」「お金が至急必要。金融機関でお金を下ろせるかな」などと複数回電話し、現金100万円をだまし取った疑いが持たれています。 3人は横浜市内を中心に、走行中や大型量販店の立体駐車場に車を止めて電話をかけていた「かけ子」とみられています。 犯行の拠点が特定されないよう車を使用していたとみられ、1日に数百件の電話をかけていたということです。 調べに対して3人は「身に覚えがない」などと話し、容疑を否認しているということです。 警察は、犯行に使われたとみられる複数の車両やスマートフォンを押収していて、余罪などを詳しく調べています。