イスタンブール（CNN） トルコの検察当局は25日、クリスマスと年末年始に攻撃を計画していたとして、過激派組織イラク・シリア・イスラム国（ISIS）のメンバーとみられる115人を国内各地で拘束したと発表した。 検察は声明で、「イスラム国（IS）」としても知られるISISの工作員がクリスマスから年始にかけて攻撃を計画していると捜査当局が判断したことを受けて、137人の逮捕状を発行したと明らかにした。イスラム教徒ではない人々を標的にしていたという。「テロ組織の活動の一環として紛争地域と連絡を取っていた」とも説明した。 警察は124カ所で同時に作戦を実施し、拳銃や弾薬、文書などを押収した。残る22人の捜索は続いているという。 トルコでは2017年に最大都市イスタンブールのナイトクラブで人々が新年を祝っていたところをISISが襲撃し、少なくとも39人が死亡する事件が発生した。この事件以降、同国では年末を前に対テロ作戦を強化するようになっている。