オリックス・杉本裕太郎外野手(34)が27日、大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、1000万円アップとなる年俸7700万円でサイン。パ・リーグで大トリの更改となった理由に金銭面での折り合いがつかなかったことを挙げた。期待していた条件にはならなかったが「悔しさを白球にぶつけたい」と、5年ぶりの本塁打王と年俸1億円突破を目標に掲げた。(金額は推定) この思いを〝燃料〟に変える。チームでただ一人の越年交渉となり、パ・リーグ大トリで更改した杉本は、2026年オフこそ文句のつけようがない成績を残す。希望額に届かなかったやるせなさをバットで晴らす。 「(球団から提示された額が)思っていたより低かったというのが率直な感想。ショックというか、すごく辛かった。この悔しさを今年は白球にぶつけたい」 昨季は119試合に出場し、2021年以来、4年ぶりとなる規定打席に到達。打率・259、チーム最多の16本塁打、同2位の53打点。74試合で4番を任されるなど主軸として打線を支えた。 特に、打者の総合的な攻撃力を評価する指標のOPS(出塁率+長打率)は規定打席到達者の中でリーグ4位の・758をマークしたことなどを交渉材料にしたが、当初の900万円の増額提示から100万円増を勝ち取ったのみで「もうちょい上がるかなと思った」と本音をポツリ。自己最高年俸でサインしても煮え切らなかった。 そんな球団からの評価を覆すためにも今年は成績を伸ばして見返そうと鼻息が荒い。今オフには元同僚で昨年のワールドシリーズMVPの山本由伸(ドジャース)と会食し、「メジャーリーガーはずっと練習していると聞いた。僕らなんかはもっと練習しないといけない」と刺激を受けた。1月に宮古島で行っていた西野、大城との合同自主トレでは「振りまくった」と例年以上に自分を追い込んだ。 通算100本塁打まで「1」。役割でもある一発を増産し、32本塁打を記録した21年以来、5年ぶりの本塁打王に返り咲くことができれば自身初の年俸1億円も近づく。 「キャリアハイは常に意識している。(年俸)1億円って響き、かっこいいですよね」