万博警戒の休憩中に結婚式へ 昇任試験でカンニング…大阪府警が処分

大阪府警で2025年、警察官ら26人が懲戒処分を受けていたことが、朝日新聞の情報公開請求でわかった。 懲戒は前年より12人増えた。内規に基づく訓戒や注意の処分はのべ195人が受けた。 開示された文書や府警によると、26人のうち最も重い免職は3人(前年比1人増)だった。 生活安全特別捜査隊の男性警視(当時53)は「パパ活」を通じて知り合った少女にわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつ容疑で逮捕され、その後有罪判決を受けた。 他の免職者は、柔道大会に向けて署員から集めた支援金約20万円を横領したとして逮捕された此花署の男性巡査部長(同30)と、報酬目的で銀行口座の情報を他人に提供した容疑で書類送検された光明池運転免許試験場の男性警部補(同52)。 停職は14人(前年比7人増)。知人女性の体を触るなどしたとして、それぞれ不同意わいせつ容疑などで書類送検された30~40代の巡査部長や巡査長、巡査の男性計5人のほか、府警の職員寮でゴルフバッグを盗んだ容疑で逮捕された富田林署の男性巡査部長(同32)ら。 減給は9人で、酒を飲んだ状態で自転車に乗り、道路交通法違反容疑で書類送検された住吉署の男性警部補(同41)や、タクシー料金を支払わなかった福島署の男性警部補(同52)ら。 同署の警部補は昨年2月、帰宅中に電車を乗り過ごしたためタクシーに乗車したが、降りる際に「ATMで現金を引き出す」と運転手に伝え、そのまま逃げた。詐欺容疑で書類送検され、その後不起訴になったという。 懲戒26人のうち15人が依願退職したという。 内規に基づく処分は訓戒が44人、注意が151人だった。 大阪・関西万博(昨年4~10月)に関連する警戒業務をしていた警察署勤務の男性巡査長(同28)は昨年5月、休憩中に「買い出しに行く」と上司に伝えたが、実際には近くで開かれていた同僚の結婚式に顔を出していた。 1時間ほどの休憩時間内には戻ったが、許可を取らずに警戒区域から離れたとして所属長注意を受けた。 警察署勤務の男性巡査長(同30)は、昨年6月に行われた巡査部長への昇任試験でカンニング行為をしたとして所属長訓戒を受けた。 論文試験で、カンニング用のメモを作っていたといい、試験後に試験官がトイレでメモを発見した。巡査長は行為を認めたという。 男性巡査長3人(同27~46)と、男性巡査部長(同38)は、いずれも投資用マンションの部屋を購入し、家賃収入を得ていたという。 地方公務員法では無許可での副業を禁止しており、4人は所属長注意や警務部長注意を受けた。(小島弘之、光墨祥吾)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする