英首相 エプスタイン氏と親交の前駐米大使任命は「リスク」と警告受ける 英政府が文書公表

イギリス政府は、アメリカの富豪・エプスタイン氏に機密情報を漏らしたとして逮捕されたマンデルソン前駐米大使について、任命の経緯に関する文書の一部を公開しました。スターマー首相はこれを受けて、マンデルソン氏の大使任命は「間違っていた」と述べて謝罪しました。 イギリスのマンデルソン前駐米大使は性的虐待などの罪で起訴され、その後、死亡したエプスタイン氏と親交があったとされ、2008年から10年にマンデルソン氏がビジネス相を務めていた際、政府の内部情報を漏らした疑いがあると報じられています。 また、マンデルソン氏は去年2月に大使に就任しましたが、エプスタイン氏との親密な関係が問題視されて解任され、先月23日には公務上の不正行為の疑いで逮捕され、その後、釈放されました。 イギリス政府が11日に公開した文書では、スターマー首相がマンデルソン氏を大使に任命する前に、エプスタイン氏の交友関係がスターマー氏の「対外的な信用を損なうリスクになり得る」と警告されていたと記されています。 また、スターマー氏の側近であるパウエル国家安全保障顧問はマンデルソン氏の任命プロセスが「異様に性急だった」と証言したということです。 イギリス スターマー首相 「マンデルソン氏を(大使に)任命したことは間違いでした。私の過ちであり、その責任を負います」 文書公表を受けて、スターマー首相は12日、マンデルソン氏の大使任命は「間違いだった」と述べたうえで、エプスタイン氏の事件の被害者に謝罪しました。 これまで、スターマー氏はマンデルソン氏がエプスタイン氏との関係について「うそをついていた」と主張していて、任命時点でどこまで2人の親密さを把握していたのかが焦点となっています。 文書公開を受けて、スターマー氏に対して任命責任を問う声が強まっていて、野党からは「辞任すべき」との声も上がっています。

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