【事件その後…大森マンション上司殺害】「殺人→強盗殺人」に…逮捕3ヵ月後に変わった事件の“流れ”

’26年の4月までに『FRIDAYデジタル』が報じた事件記事のその後を追う【事件その後…】。今回は1月8日に発生した『大森マンション殺人』だ。1月13日に報じた記事を一部引用してお届けする(《》内は当時の記事より引用、記事では山中被告の当時の呼称は「容疑者」でしたが「被告」に改めています)。 音響設備会社を経営するKさん(当時44)を殺害したとして1月9日に逮捕されたのは、被害者の部下であり、高校の同級生でもあった山中正裕被告(当時45)。現場となったのはKさんが住んでいた大森(大田区)のマンションの一室で、1月8日の午前11時半ごろに事件が発覚した。 《「約束の時間にKさんが現れないためにマンションを訪れた知人が警察に通報。警官が室内に血だらけで倒れていたKさんを発見しました。Kさんは刃物で首や腹など、少なくとも数ヵ所を刺されており、両手には抵抗したときについたとみられる傷も残っていたそうです。 廊下や玄関では、血痕や血の付いた足跡が複数確認され、凶器も室内から見つからないことから警視庁捜査1課は殺人事件と断定。大森署に特別捜査本部を設置して捜査していました」(全国紙社会部記者)》 このとき、110番通報で駆け付けた大森署員らに、会社の同僚から預かったKさんの部屋の合い鍵を渡したのは、山中被告だった。この日に事情聴取も受けていたが、終始協力的な態度で、事件への関与は否定していたという。 だが、一部の供述にあいまいな点があったことから、警察は山中被告に当初から目をつけていたようだ。警察がマークしていたところ、9日の早朝に自宅から出かけた山中被告が東京駅で新幹線の切符を買おうとしていたため任意同行を求められ、その日のうちに逮捕となったのだった。 山中被告は「Kさんの日ごろの態度に不満があり、意見するために自宅を訪ねた。激高されてもみ合いになり、自宅から持参した果物ナイフで刺した」「玄関にあった殺虫剤を噴霧し、ひるんだところで首を刺した。逃げるのを追いかけ、後ろから襲った」と供述。Kさんを刺したことは認めたが、「殺すつもりはなかった」と、容疑を一部否認していた。 Kさんと山中被告は会社では上司と部下だったが、高校の同級生で30年来の友人だったという。お互いを「○○ちゃん」「まー」と呼び合う仲でよく飲み会や旅行に一緒に行く関係。Kさんは約8年前の山中被告の結婚式にも出席していた。だが、Kさんが自分の会社に山中被告を誘って一緒の職場で働くことになってから、その関係は少しずつ変わっていったようだ。当時の記事では次のような証言を紹介している。 《「それまで一緒に飲みに行っていた店にも2人で姿を現すことはほとんどなくなったようです。山中被告の母親も『仕事に不満を持っている様子だった』と取材に答えており、本人も『社員への感謝の気持ちがないことや言葉遣いの悪さが不満だった』などと供述しています。不満を訴えても伝わらなかったことから『口で言って分からないなら、痛い目に遭わせてでも考えを改めさせる必要があると考えるようになった』と話しているそうです。 また、『これまで1.5ヵ月分だったボーナスが、1ヵ月分に下げられた』『理由も言われなかった』とも供述しています」(事件ライター)》 当時、「殺すつもりはなかった」「ナイフは脅すために持って行った」と、殺意を否定していた山中被告だが、その後、犯行には計画性があったとみられる部分も次第に明らかになっている。

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