【独自】栃木の強盗殺人 複数グループ関与の可能性 別の男逮捕で実行役移行か

上三川町上神主(こうぬし)の民家に複数人が押し入り、住人の女性が殺害された事件で、事件発生1週間前に女性宅付近で盗品等保管容疑で逮捕された茨城県在住の男(41)が闇バイトに応募し、事件の下見や準備をしていたとみられることが19日、下野署捜査本部への取材で分かった。捜査関係者によると、男は事件の実行役だった可能性もあるという。捜査本部は匿名・流動型犯罪グループ(匿流)が男の失敗を受けて、少年グループに女性宅襲撃を指示したことも視野に調べている。 捜査本部によると、死亡した富山英子(とみやまえいこ)さん(69)宅周辺では事件前、不審者や不審車両の目撃が相次いでいた。5月6日にも富山さんの親族から情報提供があり、下野署員が不審車を発見。運転手は逃走したが、車のナンバープレートが盗品だったため、助手席にいた茨城県八千代町大里、職業不詳渡辺昌英(わたなべまさひで)容疑者(41)を逮捕した。 その後の調べで、渡辺容疑者が闇バイトに応募していたことが判明。富山さん宅を標的とした窃盗や強盗の下見や準備をしていたとみられる。捜査関係者によると、渡辺容疑者が実行役だった可能性もあるという。 富山さん宅を巡っては、4月上旬、上三川町外に住む富山さんの30代次男宅で窃盗事件が発生。捜査関係者によると、貴金属や実家の情報が分かるものが盗まれていた。4月中旬以降は富山さん宅周辺で不審者や不審車両の目撃が続いていた。 強盗殺人事件は5月14日に発生し、これまで強盗殺人容疑で指示役とされる夫婦と実行役とされる男子高校生4人が逮捕された。捜査本部は匿流が渡辺容疑者らの失敗を受け、少年らのグループに事件を指示するなど執拗(しつよう)に富山さん宅を狙った可能性もあるとみている。 19日、指示役とされる横浜市港北区小机町、無職竹前海斗容疑者(28)を勾留質問のため宇都宮地裁に護送し、妻の無職美結容疑者(25)を送検した。

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