北海道江別市で2024年10月、男子大学生が男女6人から集団暴行を受け死亡した事件の裁判員裁判で、検察は、特定少年の滝沢海裕被告(当時18歳)に対し、懲役20年を求刑しました。 強盗致死などの罪に問われているのは、川村葉音被告(21)と滝沢海裕被告(当時18歳)、少年(当時16歳)のあわせて3人です。 起訴状などによりますと、3人は2024年10月、江別市の公園で大学生の長谷知哉さんと交際していた八木原亜麻被告らと共謀し、長谷さんに暴行を加えて死亡させたうえ、現金やカードを奪うなどしたとされています。 5月25日の初公判で滝沢被告は、起訴内容について「間違いないです」と述べ、起訴内容を認めました。 これまでの裁判で、検察側は「金品を要求してからの暴行はおよそ2時間にも及ぶ圧倒的で執拗なものである」と指摘。 一方、弁護側は「暴行して金品を奪おうと計画しているわけではなく、流れでそうなった」「主犯格の川口侑斗被告に同調しただけ」などと主張しています。 滝沢被告は6月10日の裁判で、逮捕直後の心境について聞かれ、「俺ってそんなに悪いかな?と思ってました。(暴力は)片手で数え切れるくらいしかやってないし。他の人は両手両足で済まない」などと答えました。 この事件は、八木原被告と長谷さんの交際トラブルから事件に発展したとされています。 3日の裁判で札幌地裁は「証拠や被害者の遺体の状況から、金品を要求したあとの暴行で死亡したと認定できる」として強盗致死罪が成立すると中間判断を示し、検察は川村被告に無期懲役を求刑しています。 強盗致死の法定刑は死刑か無期懲役で、3人の裁判は分離され、滝沢被告の情状や量刑について審理が進められていました。 判決は6月25日に言い渡されます。 ※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。