【07月07日 KOREA WAVE】「見慣れない男性たちが隣の家に何度も出入りしています」。2025年5月、韓国・蔚山南区三山洞のワンルーム住宅街で、巡察中の警察官に住民が声をかけた。 蔚山警察庁広域予防巡察隊のシム・ジェミン巡査部長は居住者を確認し、20代の男女が同居していることを把握した。女性は性売買あっせん容疑で出頭に応じず手配中で、男性にも同じ容疑で逮捕状が出ていた。 警察がドアをたたいても反応はなかったが、夜になると室内から携帯電話の明かりやテレビの音が漏れた。シム巡査部長は室内に隠れているとみて張り込み、3日後に外出しようとした女性を確認。さらに4日後、男性も検挙した。 調べによると、2人は恋人で共犯だった。男性は金を得るため交際相手を性売買に利用し、自宅に客を呼び、1人当たり約8万ウォン(約8800円)を受け取っていた。 住民通報が検挙につながった例はほかにもある。4月には蔚山北区明村洞の食堂従業員が「怪しい客がいる」と知らせ、警察が防犯カメラ映像で動線を追跡。3700万ウォン(約407万円)相当の車をリース後に代金を払わず、権利行使妨害容疑で手配されていた40代男性をその日のうちに検挙した。 2018年に警察官となったシム巡査部長は、2026年上半期だけで35人を検挙した。シム巡査部長は「市民が安全な都市に暮らしていると実感できるよう、犯罪予防に専念したい」と話した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News