2012年の4月、大阪・中崎町のクラブ「NOON」が突如風営法違反で大阪府警から摘発、深夜営業を規制された。「客にダンスをさせ、飲食を提供する営業は風俗営業である」という一文が摘発の根拠とされたが、売春防止法が無い中で1948年に制定された風営法を現代のクラブでのダンスに当てはめて運用するのは正しいことなのだろうか? 弁護士の亀石倫子さんと、哲学者の朱喜哲氏が語る、大阪を舞台にした公共訴訟の闘いの原点とは。二人の対話を通じて、個人の困りごとや生きづらさが、いかにして社会全体の問題として可視化されるのかを検証する。 *本記事は2026年6月3日、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で行われたトークを編集、採録したものです。