「トー横」に出入りする男性に「普通の仕事、月に50万円は稼げる」などといい、カンボジアの特殊詐欺拠点に送り込むため誘拐したとして、暴力団組員の男が逮捕されました。 所在国外移送誘拐の疑いで逮捕されたのは、住吉会傘下組織組員の山尾輝斗容疑者(26)です。 警視庁によりますと、山尾容疑者は2025年7月、仲間と共謀して、東京・新宿歌舞伎町のトー横に出入りする30代の男性を、特殊詐欺をさせる目的でカンボジアに送り込んだ疑いがもたれています。 男性は仕事を探していたところ、知人に紹介された山尾容疑者から「普通の仕事、月に50万円は稼げる」などといわれ、海外での仕事を持ち掛けられたということです。 その後、山尾容疑者は男性の地元の北海道まで同行し、パスポートを取得させたうえで成田国際空港まで連れだし、カンボジアに送り出したとみられています。 カンボジアの拠点では、中国人や韓国人など200人ほどが活動し、男性は、毎日10時間ほど、詐欺のかけ子やマニュアルの書き写しをさせられたとみられていますが、その後、詐欺をうまくやれず「日本に帰れ」といわれたということで、自力で帰国したということです。 山尾容疑者は、トー横で知り合った女性に「内臓を売れよ」などといって誘拐して、カンボジアの特殊詐欺拠点に送り込もうとしたとして、すでに逮捕されていて、今回が4回目の逮捕です。 警視庁は山尾容疑者の認否を明らかにしていませんが、他にも「トー横」に出入りする男女を詐欺拠点に送り込んでいた可能性があるみて調べています。