大野城市の宗教施設に相談に訪れた女子中学生に、キスや抱きつくなど、わいせつな行為をした疑いで、施設の管理者とみられる男が逮捕されました。 不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、糟屋郡篠栗町の職業不詳・矢野俊光こと矢野浩正容疑者(63)です。 警察によりますと、矢野容疑者は、今年2月、大野城市にある宗教施設に相談に訪れた10代の女子中学生に、キスや抱きつくなど、わいせつな行為をした疑いがもたれています。 矢野容疑者は施設の管理者で、相談を受ける立場にあったとみられていて、女子中学生は母親と学校に関する相談で訪れていましたが、矢野容疑者から「2人で話がしたい」と別室に連れていかれ、被害に遭ったということです。 女子中学生は被害を知人に相談し、知人を通じて被害を知った母親が警察に相談して事件が発覚しました。 警察の調べに対し、矢野容疑者は「キスをしたりハグをしたことは間違いありません」と容疑を認めています。 この宗教施設では、今回被害に遭った女子中学生の他にも、複数の人が矢野容疑者に相談に訪れていたということで、警察が余罪についても調べを進めています。