バイクで出勤の巡査長→基準値の5倍近いアルコール 路上や店舗で盗撮の疑いも「5000枚ほど盗撮した」福岡県警

飲酒運転と盗撮の疑いで書類送検された福岡県警の巡査長の男が25日、懲戒免職となりました。盗撮については「5000枚ほど撮影した」と話したということです。 25日付で書類送検され懲戒免職となったのは、城南警察署の地域課に勤務する34歳の巡査長の男です。 巡査長はことし2月、酒を飲んだ状態で大型バイクを運転し、出勤した疑いが持たれています。 酒の臭いに気づいた上司が検査したところ、基準値の5倍近いアルコールが検出されました。 巡査長は前日の午前10時から発覚当日の午前3時ごろまで17時間にわたり、断続的にウイスキー計650ミリリットルを飲んだということです。 いつも早めに出勤している巡査長が出勤していなかったことから、午前8時半ごろに上司が電話をかけ、その電話の音で目を覚まし出勤しました。 巡査長は「酒が残っていることは分かっていたが、遅刻しないように自宅から飲酒運転をしてしまった」「前の勤務の日に先輩に叱られ、気分をまぎらわすため酒を飲んだ」などと話し、 容疑を認めているということです。 また、この巡査長は2022年9月に福岡市西区の路上や店舗で、女性2人の尻や足などを盗撮していた疑いでも書類送検されました。捜査の結果、2022年9月から2023年11月までに少なくとも150人の女性の尻や足などを盗撮していたことが分かりました。 巡査長は「ストレス解消や性的欲求を満たすため、5000枚ほど盗撮した」と話し、盗撮をやめた理由については「罪悪感があり、見つかったら問題になると思ったから」と説明しているということです。 巡査長は酒気帯び運転と盗撮について「警察官として恥ずべきことをしてしまい大変申し訳ない」と話しているということです。 福岡県警の那須重人首席監察官は、逃走や証拠隠滅の恐れがないことから逮捕しなかったと説明し、「職員の指導・教養を徹底し、再発防止に努める」としています。

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