【独自】自動車盗や車上狙い、近畿中心に8600万円相当の被害確認 兵庫県警が容疑で46歳会社員逮捕

近畿を中心に自動車盗や車上狙いを繰り返したとして、兵庫県警捜査3課と明石署などは2日までに、窃盗などの疑いで、大阪府茨木市、会社員の男(46)=窃盗罪などで公判中=を逮捕した。県警は、兵庫など2府5県で昨年4~9月、起訴済みの5件を含む114件、計約8600万円相当の被害を確認したという。捜査関係者への取材で分かった。 起訴状によると、男は他3人と共謀して昨年7月31日未明、明石市藤江の会社駐車場で、現金約10万3千円が入った財布が置かれた乗用車1台(時価約470万円相当)を盗むなどしたとされる。県警の調べに容疑を認めたという。 公判や捜査関係者によると、男はコインパーキングなどに駐車されていたトヨタの高級車「アルファード」や「レクサス」などを狙い、車の制御システムに不正侵入してエンジンを起動させる「CAN(キャン)インベーダー」という手法を使って盗みを繰り返していたとみられる。盗んだ車は転売し、生活費に充てていたという。 県警は昨年10月21日に窃盗容疑で男を逮捕。今年2月には、共謀して盗みを繰り返したとして、知人で大阪市平野区に住む建築業の男(49)と住所不定の建築業の男(50)を逮捕した。県警は他にも関与した人物がいるとみて調べている。

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