5日夜、広島市中区の川土手で男性(55)が倒れているのが見つかり、母親とみられる女(80)を殺人未遂の疑いで逮捕しました。警察は、今後、殺人容疑に切り替え、動機などを調べることにしています。 佐藤 勇希 記者 「事件があった広島市中区白島九軒町です。閑静な住宅街を流れる川沿いの土手に仰向けで男性が倒れていました」 殺人未遂の疑いで緊急逮捕されたのは、広島市中区舟入町に住む無職・清原和子容疑者です。 警察によりますと、和子容疑者は5日午後6時半ごろ、広島市中区白島九軒町の川土手で、息子とみられる清原剛さんの首を絞めて殺害しようとした疑いがもたれています。 警察の調べに対し、和子容疑者は容疑を認めているということです。 事件の約30分後、和子容疑者が、「息子を殺した」と交番に自首。現場に駆けつけた警察官が仰向けに倒れていた剛さんを発見しました。 剛さんは意識不明の状態で広島市内の病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。 警察によりますと、和子容疑者が自首した際、ひも状のものを持参してきたということです。剛さんの首にはひも状のもので絞められた跡があったということで、警察は関連を調べています。 6日午後には警察が2人が同居していたとみられる部屋の家宅捜索を実施。今後、殺人容疑に切り替え、動機などを調べることにしています。