【速報】覚醒剤の尿検査前、警官が被告の太もも蹴る 「手続きは違法」一部無罪判決

覚醒剤を使用したとして覚醒剤取締法違反の罪に問われた男性被告(55)の判決で、京都地裁(安福幸江裁判官)は20日、「採尿手続に重大な違法があった」として、一部無罪を言い渡した。別の使用罪と所持罪については懲役3年(求刑懲役5年)とした。 判決によると、2022年6月15日、自宅にいた被告に京都府警の警察官が強制採尿の令状を提示。被告が暴れ、警察官らは腕をつかんだり体を持ち上げたりした。その後、被告が靴をはきながら「むちゃくちゃするなあ」と言った際、警察官が被告の左太ももを蹴った。被告は病院での尿検査を経て緊急逮捕された。 安福裁判官は判決理由で、被告の腕をつかむなどの行為は令状執行に必要とした一方、「抵抗をやめ靴をはく最中に蹴った点は必要と認められない」とし、違法な手続きで得た尿の鑑定書は証拠能力がない、と判断した。

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