「押し倒したが騒がれてできなかった」…わいせつ容疑38歳男「スキンヘッドでカメラマン睨み」凄み姿

警察署から出てきたのは、スキンヘッドで二の腕にタトゥーを彫った大柄な男。本誌カメラマンに気づくと睨みつけ、すごむような姿をみせた――。 5月22日の朝に行われた、若い女性の部屋へ侵入したとされる男の送検での様子である。男は、警視庁東大和署が5月20日に不同意わいせつと住居侵入の疑いで逮捕した東京都武蔵野市に住む会社員・伊東正道容疑者(38)だ。 「逮捕容疑の事件は、昨年11月13日の夜10時過ぎに起きました。被害にあったのは武蔵野市内に住む20代の女性Aさんです。伊東容疑者は、帰宅するために最寄りの停留所でバスを降りたAさんを発見。後をつけAさんの暮らす自宅アパートへ玄関から押し入ります。 さらにAさんを押し倒し、胸を触るなどわいせつな行為をしたとされるんです。大柄なスキンヘッドの男性に襲われ相当な恐怖を感じたのでしょう。Aさんが周囲に響きわたるような悲鳴をあげたため、伊東容疑者はアパートから逃走。防犯カメラの映像などから、伊東容疑者が捜査線上に浮上します。2人に面識はなかったそうです」(全国紙社会部記者) ◆「通報したら晒すぞ!」 当時、伊東容疑者は酒を飲み酔った状態だったとか。警察の調べに対し、こう供述して容疑の一部を否認しているという。 「押し倒したが騒がれて、わいせつな行為はできませんでした」 女性宅へ侵入しての、わいせつ事件は後を絶たない。最近起きた主なトラブルを紹介したい。 ・’23年12月、不同意わいせつ容疑などで20代の男を逮捕。駅前から面識のない20代の女性を尾行。女性の住むマンションの敷地内に侵入すると、身体をムリヤリ触ったとされる。女性が激しく抵抗したため逃走したが、防犯カメラの映像などから逮捕にいたる。 ・’24年5月、40代の男が住居侵入などの疑いで逮捕される。コンビニエンスストアで見かけた好みの20代女性を追跡。無施錠だった女性の自宅アパートへ早朝に侵入し、スマートフォンをかざして「通報したら(画像を)晒すぞ!」と脅し犯行におよんだとされる。 一人暮らしの女性は、こうした犯罪にどういう対策をとるべきなのだろう。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。 「夜道を一人で帰宅する際は、音楽を聴いたりスマホを操作しながら歩くのは避けてください。自宅近くになると、つい安心して気が緩みがち。ましてやスマホに意識が集中すると周囲への警戒心が散漫になり、後をつけられていることに気づかないケースもありますから。 夜道では、防犯ブザーをスグに使える状態にしておきましょう。できれば自宅マンションやアパートは、人が多く行きかう大通り沿いが良いと思います。会合などで帰宅が遅くなる時は、タイマーで夜になると部屋の電気がつくようにするなど、同居する人がいるようカモフラージュも有効です」 冒頭で紹介した事件で、警察は伊東容疑者の余罪についても調べている。

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