富山市内のアパートで違法な性的サービスを提供したとして、「富山メンズエステ KOMOREBI」経営者の宮崎稔之容疑者(39)、富山大総合情報基盤センター准教授の滝谷弘容疑者(49)ら男女4人が5月10日、風営法違反の疑いで逮捕された。 「このメンズエステは’22年春から営業しており、共通の知人らに紹介された滝谷容疑者が後に経営にタッチするようになった。警察の調べに対し滝谷容疑者は“生活費や遊興費にカネを使い過ぎて金銭的に困窮し、風俗店の経営に携わるようになった“と説明しています」(全国紙社会部記者) 大学でデータサイエンスや計算科学を研究していた滝谷容疑者は、この違法メンエス店のホームページの作成や宣伝、女性従業員に対する性的サービスの指導など、経営全般に関わっていたという。 「滝谷容疑者が参加したことで店の経営は上向き、毎月の売り上げはおよそ1000万円に増えた。オープンから3年間で数億円を稼いだとみられています。本人も周囲に『自分がいなかったら、経営が成り立たない』と吹聴していたといいます」(同前) 件(くだん)の違法メンエスは、滝谷容疑者の勤務先である富山大の近くにある築25年の4階建てのアパートで営業していた。部屋は1DKで家賃は月3万5000円。全18戸のうち10戸を店が借り、午前9時~翌朝2時まで営業していた。店には10代から40代まで、50人弱の女性が在籍していた。 金銭的に困窮して違法風俗の経営に手を染めた滝谷容疑者だが、これまでも金絡みのトラブルが絶えなかったという。 「’16年6月、富山市のスーパーで60代男性から財布を盗み、男性のクレジットカードを使ってガソリンを給油した疑いで逮捕されているのです。これは起訴猶予となりましたが、ほぼ同じ時期に富山大の学生に対し、自身が役員となっている人材派遣会社に登録すれば『単位を与える』と持ち掛け、住所や電話番号など個人情報を登録させています。 この件で滝谷容疑者は大学から減給10分の1の懲戒処分を受けました。当時は奥村という姓で勤務していましたが、後に妻の旧姓である滝谷姓を名乗るようになっています」(地元紙記者) 滝谷容疑者は’05年、富山市内の閑静な住宅街に敷地面積200㎡超の戸建て住宅を購入しており、「“お金に困っていた”という犯行理由は信じがたい」と近所の住民は言う。 「名字が変わっているのも、今回の事件で初めて知りました。’16年の窃盗事件以降、近所付き合いはなくなり、顔を見かけることもほとんどありませんでしたね」 一つ確かなことは、滝谷容疑者に教育者を名乗る資格はない――ということだ。