女子中学生の体を服の上から触ったなどとして、兵庫県警監察官室は6日、尼崎南署地域課に所属する男性巡査(26)を懲戒免職処分とした。 監察官室によると、今年1月11日、神戸市内の書店で女子中学生=当時(14)=の体を服の上から触るなどしたとしている。保護者が110番し発覚。県警が2月7日に不同意わいせつ容疑で逮捕し、28日に同罪で起訴されていた。 男性巡査は「女の子を触りたかった」という趣旨の説明をしており、「本当にばかなことをしたと思う」と話しているという。 また、今年1月に神戸市内の玩具店などで店員に自身の下半身を露出したとして、公然わいせつ罪でも起訴されている。 そのほか、昨年10月~今年2月、勤務中に入手した防犯カメラ映像のブルーレイディスク2枚や写真13枚などを引き継ぐことなく署の個人ロッカーに放置したり、自宅に持ち帰ったりしたなどとして公電磁的記録毀棄と公文書毀棄容疑でも書類送検されている。 土山公一監察官室長は「県民の警察への信頼を裏切る言語道断の行為。厳正に処分するとともに深くおわび申し上げる」とコメントした。