ノロウイルスによる食中毒を起こして、営業停止処分を受けたのにもかかわらず、弁当を販売していたとして、大阪・河内長野市で日本料理店を経営する男ら3人が逮捕されたことが捜査関係者への取材で分かりました。 食品衛生法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪・河内長野市にある「日本料理喜一」の代表取締役、北野博一容疑者(69)ら男女3人です。 捜査関係者によりますと、北野容疑者ら3人はことし2月、集団食中毒を発生させて保健所から2日間の営業停止処分を受けていたにもかかわらず、客に弁当11個を販売し営業を続けた疑いが持たれています。販売した弁当を食べた客の数人が体調不良を訴え、検査をしたところ、ノロウイルスが検出されたということです。 「喜一」は過去に「ミシュランガイド」に掲載されたことがある日本料理店でしたが、2月に33人の客が下痢などの症状を訴えたノロウイルスによる集団食中毒が発生し、営業停止処分を受けていました。