山手線のロシア国籍“スリ男”を逮捕 鉄道警察隊から“犯行”丸見えで現行犯逮捕…警視庁は以前から警戒

電車内でスリをしようとした男を現行犯逮捕。 犯行は警察官から丸見えでした。 東京・新宿警察署で目撃されたのは、ロシア国籍のシェムシュケビチ・ビタリー容疑者(46)。 スリの現場はJR山手線。 13日、夕方の帰宅ラッシュで混み合う車内で起きました。 バッグを持った男性の目の前に立ったビタリー容疑者。 手元が見えないよう服を腕にかけます。 そして、もう片方の手をバッグのポケットに。 そのときでした、後ろから取り押さえる2人。鉄道警察隊です。 犯行は捜査員たちから丸見えだったのです。 窃盗未遂で現行犯逮捕されたビタリー容疑者は「何も悪いことはしていない。カバンのチャックが閉まっていて取れるはずがない」と容疑を否認。 しかし警視庁は、以前からビタリー容疑者を警戒していました。 2年前から約20回出入国を繰り返しており、その間に決まってスリが発生。 14件の被害が報告されていたのです。 6月6日にも被害があり、警視庁が警戒する中、ビタリー容疑者が目の前で犯行に及んだのです。 警視庁によると、スリの被害は5月末の時点で127件。 すでに2024年の同じ時期の1.6倍に上り、急増しています。

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