八戸署は1日、青森県内の30代男性が警官をかたる男らから現金333万円をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭ったと発表した。 同署によると6月6日、男性の元にクレジットカード会社の従業員を名乗る男から「あなたのカードから不正が検知された」と電話が寄せられた。さらに電話に代わって出た群馬県警の警官を名乗る男から「詐欺グループの主犯を逮捕したところ、あなた名義のキャッシュカードが見つかった」と告げられ、ショートメッセージで逮捕状の画像を送られた上、現金300万円を準備する旨を持ちかけられたという。 男性が現金を用意すると検察官を名乗る男から「今からATMに行き、口座の残金を全て振り込んで」と電話があった。男性は同月中、2回にわたって計333万円をネット銀行の個人名義口座に送金。その後、心配になって上司に相談し、詐欺被害に気付いた。