元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(56)が2日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」に生出演。学校現場への“改善策”を提言した。 全国で教師による盗撮やわいせつ事件での逮捕が相次いでいることを受け、橋下氏は「もはや“教師性善説”はないものと思え」と提言。「過去の処分歴は一定の参照が出来る仕組みは出来ました。それから本人の性的指向についても、一応テストはあるのはある」と解説した。 しかし「ただ非常に的中する率が低いのと、もっと言えば危険でもある。その人の性的指向が問題だっていうことをテストで明らかにするのは問題でもあるから、なかなか使えない」と運用面での難しさを伝えた。 そして「実は学校現場って一般社会とは違う特殊な環境。僕らでは絶対に出来ないようなことも結構出来る」と説明。「異性が着替える場所に近づくってことは普通はしない。でも学校現場では教室内でみんなが着替えてる横を教員が通るのは普通だし、異性が交わって教室を使ってるところで着替えるなんてことは普通はやらない」と伝えた。 そのため「学校も普通の一般の民間の組織と同じように考えて、着替える場所は特定の場所にするとか、異性は教員であっても通らないようにするとか」と進言。また自身の首長時代を振り返り、「あと、セクハラを把握した会社なんかに指導してるのは、1対1の指導は密室では止めてくれっていう指導をやってる。知事・市長時代、部下の女性職員と協議をする時は扉を開けてました」と語った。 さらに「2対1とかの複数でやるとか、3人でやるとか」と続け、「ただ教員と子どもだと1対1での指導がある。その時には届け出をするとか、これは民間組織と同じようにルールを作っていくしかないのかなと思います」と話した。