入院患者のクレカ不正使用容疑、看護師逮捕 死亡後も使用続けたか

入院患者のクレジットカード情報を不正に使用したとして、警視庁野方署が麻生総合病院(川崎市麻生区)の看護師、伊東優花容疑者(24)=同区上麻生=を私電磁的記録不正作出・同供用と窃盗容疑で2日に逮捕したことが同署への取材で判明した。 逮捕容疑は2月9日、同病院に入院していた80代の男性患者のカード情報を使って、オンラインサイトでアイドルグループのステッカー1セット(1570円相当)を不正に購入したとしている。「借金があり生活が苦しかった。アイドルを応援するグッズが欲しかった」と容疑を認めているという。 同署によると、伊東容疑者は2024年10月ごろ、病室で男性患者のカード情報をスマートフォンで撮影し、不正使用を始めたとみられる。男性が11月に死亡した後も使用を続け、今年2月までにネットショッピングなどで約200万円を支払った形跡があるという。伊東容疑者は「24年春以降、他の患者のクレジットカードでもした」と話しており、警視庁は不正利用が繰り返されていたとみて調べている。遺族が同署に相談していた。【菅健吾】

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