医師をかたり福島県福島市の70代男性から現金750万円をだまし取ろうとしたとして福島署は8日午後6時45分ごろ、詐欺未遂の疑いで大阪府富田林市、自称住宅リフォーム業の男(52)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は、仲間と共謀して6月20日ごろから、医師を装い、男性に通信アプリ「LINE(ライン)」で「治療する薬は非常に高価で、費用も高額になる。治療成功後、支払った全治療費が返金される」などとメッセージを送り、薬の代金として現金750万円をだまし取ろうとした疑い。 同署は男性の協力で「だまされたふり作戦」を実施。福島北署、県警組織犯罪対策課、同捜査支援分析課と捜査し、男性宅に現金を受け取りに来た男を逮捕した。福島署などは男が「受け子」の役割を担っていたとみて調べている。