テレ朝「大追跡」 GP語る 「ひょうひょうとした雰囲気」の相葉雅紀だからこそ描けるキャラクター像

きょう9日にスタートするテレビ朝日ドラマ「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(水曜後9・00)は大森南朋(53)、嵐の相葉雅紀(42)、松下奈緒(40)の豪華トリプル主演作だ。2009年に警視庁に新設された分析・追跡に関して最先端の捜査を行う専門部隊・SSBC(捜査支援分析センター)を舞台にした刑事ドラマ。中途で入った警察庁キャリア組から警視庁に出向しSSBCのメンバーになる名波凛太郎を演じる相葉の起用理由や役の見どころをゼネラルプロデューサーの服部宣之氏に聞いた。 「やはり相葉さんとご一緒することはこの企画の大きな原動力でした」 誰もが知る国民的グループのメンバーで、俳優としても23年の同局ドラマ「今日からヒットマン」などで演技力が評価されている相葉の起用は、自身が思い描いてきたキャスティング案が実現する格好となった。そして「ひょうひょうとした雰囲気をお持ち」とし、外資系証券会社から転職してきた名波の「一見すると何を考えてるか分からないような感じ」にマッチしていると明かす。 SSBCで教育係となる伊垣修二(大森)をたき付けて、本来は支援すべき捜査一課に連絡をせずに自分たちで逮捕しようとするなどの動きも見せる。この点についても「天然なのか、計算なのか、もしくはミッションを背負っているのか。読めない感じを相葉さんは出せるんです」。相葉本人のパブリックイメージを「優しくて爽やかで影を感じさせない」と捉えていて、制作側はその部分を役に落とし込むことを意識している。 名波については、外資系証券会社からの転職という異例の経歴が目を引くポイントでもある。服部氏は「(外資系証券会社で)めちゃくちゃ稼いでいたと思うんですよ」と笑う。一方で「デジタルな世界で秒単位で億単位のやりとりしていたことに、どこか虚しさとかあったのかもしれません」と名波という役どころの背景を説明した。 「そのような人が次の人生を考えた時に“悪いやつを捕まえたい”という思いで刑事になると聞いたら、熱血漢な感じもするが、相葉さんはひょうひょうさも感じさせて、どちらとも見える絶妙なさじ加減で演じてくださるんです」 劇中では、気になる名波の転職理由も明かされていく予定だ。どんな過去があり、どんな関係性を持った人物なのか、物語の注目ポイントの一つになりそうだ。

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