14日午前11時10分ごろ、東京都世田谷区上北沢の住宅から「妻の首を絞めて殺した」と110番通報があった。警視庁成城署員が駆けつけると60代ぐらいの女性が倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。同署は殺人未遂の疑いで、この家に住む自称不動産鑑定士、倉部豊彦容疑者(72)を現行犯逮捕。容疑を認めている。同署は、容疑を殺人に切り替えて詳しい経緯を調べている。 逮捕容疑は14日午前10時ごろ、妻とみられる女性の首を絞め、ナイフで刺すなどして殺害しようとしたとしている。 署によると、倉部容疑者が自ら110番通報した。女性は1階の寝室で、血を流してあお向けに倒れていたという。首を絞められたような痕があり、胸を複数箇所刺された傷があった。 倉部容疑者は、「妻に固定電話の電話債券の手続きをするようにせかされた。手続きが難しく、ばれるのが怖かった」などと供述している。