静岡・伊豆の国市の無職で80代の男性が、警察官や検察官をかたるうその電話をきっかけに、現金1100万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。 警察の調べによりますと、5月下旬、伊豆の国市に住む無職で80代の男性宅に、警察官や検察官をかたる人物から電話があり、「ヤクザを逮捕したら、あなた名義の口座を持っていた」「あなたにも疑いがあるので調べる必要がある」「あなたの口座にある現金を毎日出金して報告してください」などと指示されました。その後、6月中旬には、「受け取りの人が近くを回っている」「外にお金を置いてください」などと指示され、これを信じた男性が、自宅敷地内に現金計1100万円を置いたところ、何者かが持ち去り、だましとられたということです。 警察で特殊詐欺事件として捜査するとともに、「警察官や検察官が捜査などの目的で、電話で現金を用意するよう要求することは絶対ありません」などと注意を呼びかけています。