無許可で従業員を派遣し、ほかの会社で働かせた職業安定法違反の疑いなどで山形市の会社役員の男ら3人が16日、逮捕されました。警察は3人が〝匿名・流動型犯罪〟いわゆる「トクリュウ」のグループに関与しているとみて捜査を進めています。 職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、山形市下条町5丁目の会社役員、鈴木駿介容疑者(33)ら3人です。 警察の調べによりますと鈴木容疑者らはおととし(2023年)5月から去年4月ごろまでの間、自分の会社の従業員を東日本大震災で被災した福島県内の建物の解体撤去や除染工事などを行う会社に無許可で派遣させた疑いなどが持たれています。 警察は、鈴木容疑者らがいわゆる闇バイトのメンバーなどが引き起こす匿名・流動型犯罪通称「トクリュウ」のグループに関与しているとみて調べています。 また、逮捕容疑となった違法に労働者を派遣する事業が「トクリュウ」グループにとって資金獲得のためのビジネスモデルの一環になっているとみて捜査を進めています。