高知県教育委員会は、児童を盗撮した疑いなどで今月、逮捕された土佐市宇佐小学校の男性教員を7月23日付けで懲戒免職処分にしました。 23日付で懲戒免職処分となったのは土佐市・宇佐小学校の教員・島﨑光優容疑者(24)です。 島崎容疑者は、6月30日、勤務する小学校で児童の着替えを盗撮した疑いで7月1日に逮捕され、7月16日には県内の18歳未満の女性の衣服を脱がすなどした不同意わいせつや児童ポルノ禁止法違反などの疑いで再逮捕されていました。 県教委によりますと、県外で複数の教員が盗撮を繰り返し画像を共有していた事件を受けて、宇佐小の教頭が校内にカメラがないかを調べた際にカメラが見つかり、島﨑容疑者の逮捕につながったということです。 県教委では、7月15日にすべての公立学校長を対象に緊急会議を開き、盗撮防止のための緊急点検を行って不審な機器やカメラがないことを確認したということです。 県の今城純子教育長は、「教師という立場を悪用し、児童の尊厳と権利を著しく侵害し傷つけ、生涯にわたって心身に重大な影響を与えるだけでなく、安心安全な学校生活を脅かす行為であり、断じて許されるものではない」とコメントしています。