兵庫県尼崎市の住宅で4月、住人の80代女性が縛られ現金十数万円を奪われる事件があり、県警が男数人を強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕したことが20日、捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者によると、男らは4月12日午前2時すぎ、尼崎市富松町3丁目の住宅に侵入し、住人女性（83）を緊縛して軽傷を負わせ、現金十数万円を奪って逃げた疑いがある。 同日午前9時10分ごろ、女性の親族から「強盗に入られたようだ」と110番通報があり、事件が発覚した。 住宅は1階の窓ガラスが割れ、室内には物色された形跡があった。女性は一人暮らしで、県警に対し「複数人に住宅に押し入られ、手をひもで縛られた」という趣旨の説明をしたという。 その後の捜査で、室内から現金十数万円がなくなっていることが判明していた。（原野百々恵、新屋絵理）