和歌山西警察署は27日、動物愛護法違反の疑いで、徳島県徳島市に住む26歳の女を逮捕しました。 警察によりますと、女は一昨年8月ごろから去年1月までの間、当時住んでいた和歌山市の自宅で、飼っていた猫に対して、壁に投げつけるなどの暴行を加え、上顎と犬歯や左後ろ大腿部を骨折させたなどの疑いがもたれています。 徳島県の動物愛護団体が今年1月に情報提供を受け、女の自宅に向かったところ、ケガをしていた猫など計8匹が発見されたということです。 8匹のうち2匹は女が和歌山市内に住んでいたころから飼われていた猫で、動物病院の通院の記録から事件が発覚したということです。女が飼っていた猫8匹は、現在動物愛護団体によって保護されているということです。 警察の調べに対し、女は「間違いありません。壁に投げつけたり、叩いたり、殴ったり、蹴ったりしました。」と容疑を認めているということです。 女は今回保護された2匹の猫を含めて和歌山市内に住んでいた際、10匹の猫を飼っていたと話した上で、「虐待して殺した」とも話しているということで、警察は、女が猫を飼っていた目的などを調べています。