2019年8月県内外の少なくとも5人と共謀し、警察官になりすまして姶良市の当時80代の女性からキャッシュカードを盗み、現金約120万円を引き出したとして男(49)が逮捕されました。男は2025年2月にフィリピンの入管当局に身柄を拘束されていて、27日午後日本に身柄が送られました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、住居不定で職業不詳の重松英史容疑者(49)です。 警察によりますと、重松容疑者は2019年8月県内外の少なくとも5人と共謀し、警察官になりすまして姶良市の当時80代の女性からキャッシュカードを盗み、現金約120万円を引き出した疑いがもたれています。 共謀した5人は2019年と2020年にそれぞれ逮捕されていて、県警は重松容疑者についても2020年3月に逮捕状を取り国際手配していました。 重松容疑者は2025年2月にフィリピンの入管当局に身柄を拘束され、27日退去強制処分を受け警察に引き渡されました。 重松容疑者は逮捕した際「覚えがない」と容疑を否認したということです。 警察は匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の可能性が高いとみています。重松容疑者はリクルーターやかけ子とみられていて、警察は余罪もあるとみて調べを進めています。