警察官や検察官名乗り「詐欺事件で逮捕状、紙幣調査の必要」1131万円詐取 姫路の56歳男性が被害

27日午後、兵庫県姫路市の会社員男性(56)が「警察官を名乗る男らに現金1131万円をだまし取られた」と県警網干署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べている。 25日夕、男性の携帯電話に愛知県警の刑事をかたる男から「あなた名義の口座が特殊詐欺に使われており、詐欺事件で逮捕状が出ている」などと電話があった。 その後、男性はLINE(ライン)のビデオ通話に誘導され、別の警察官を名乗る男や検察官を自称する男から「潔白を証明するために紙幣調査をする必要がある」などとして、指定の口座に金を振り込むよう指示を受けたという。男性は26、27日に計2回、インターネットバンクで現金を振り込んだ。 同署によると、男らはビデオ通話で警察手帳のようなものを見せてきたという。2回目の振込後に相手側と連絡が取れなくなったため、同署に相談し発覚した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする