『しあわせな結婚』第7話ラストシーンも衝撃展開 松たか子「“岡部たかし劇場”を見返して」

テレビ朝日系木曜ドラマ『しあわせな結婚』の第7話放送に向けて、松たか子、板垣李光人、岡部たかしよりコメントが到着した。 本作は、NHK大河ドラマ『光る君へ』(2024年)以降、初の連続ドラマとなる大石静が脚本を手がける、夫婦の愛を問う“完全オリジナルホームドラマ”であり、令和の“マリッジ・サスペンス”。テレビ朝日の連続ドラマ初主演となる阿部サダヲが弁護士・原田幸太郎役で主演を務め、本作のカギを握るミステリアスな妻・鈴木ネルラ役として、大石作品およびテレビ朝日の連続ドラマ初出演の松が出演する。 8月21日に放送された第6話のラストシーンでは、原田幸太郎(阿部サダヲ)に、刑事・黒川竜司(杉野遥亮)から連絡が。なんと15年前、幸太郎の妻・ネルラ(松たか子)の元婚約者・布勢夕人(玉置玲央)を殺したとして、叔父の鈴木考(岡部たかし)が出頭するという衝撃の展開で幕を閉じた。 考の出頭によって大きな波に飲み込まれた鈴木家。8月28日放送の第7話を前に、結束の固い鈴木家の面々を演じている松、板垣、岡部からコメントが到着。お互いの印象や、感銘を受けたそれぞれの芝居について語った。ネルラ役の松は「リヒト様は本当に誰よりもしっかりしているので、本当に困った時はリヒト様を見るんです(笑)。本当に頼りにしていました」と、頼もしい弟への信頼感は絶大な様子。また、岡部の芝居についても「岡部さんにしかできない“絶対に何かある”と思わせる芝居が成立するのはさすが」と大絶賛。「展開を知っている私でも出頭のシーンには衝撃を受けました。それを踏まえてイチから岡部さんの演技…“岡部たかし劇場”を見返してほしい!」と熱く語った。 一方、レオ役の板垣は「姉弟ではありながらも、どこかその関係を逸脱したような距離感や雰囲気などは松さんのお芝居があったからこそ出来たものだと思う」とコメント。また、「甘えたり、冗談を言ったり、頼ったり。その気持ちが嘘なく心から表現できたのは、岡部さんのあたたかさがあったからこそだと思います」と、レオが母のように慕う考そのものだという岡部の包容力に感謝しきりの様子。 そして、考が突然、殺人犯として名乗り出るするというまさかの出来事で人々に大きな衝撃を与えた岡部は、「家族との団らんの中で考は決意しました。この出頭は善悪とは何かということも提示していると思います」とその心情を分析。一方、姪のネルラを演じる松について、「常に気配りの人です。僕の負担を軽減するために助けてくれます。おかげでお芝居がスムーズに流れました」とニッコリ。また、強い結びつきのあるレオ役の板垣についても「リヒト様のお芝居はナチュラルで、2人のシーンではリヒト様がトーンやスピード感を決定してくれていたように思います。それがとてもやりやすく心地よかったです」と抜群の相性を誇った。そんな岡部は第7話について、「考が行ったこと、またこれから行うことをいろんな角度から、鈴木家の一員になって考えたり、思いっきり第三者として検証したり。7話からも楽しんでもらいたいです」と見どころを語った。 第7話では、警察に出頭した考が刑事の黒川に15年前に何があったのかを自供する。あの日、アトリエを訪ねた考は、布勢がネルラの首を絞めているところを目撃。とっさにその場にあった燭台を手に取って無我夢中で布勢を殴り、死に至らせてしまったと語る。しかし黒川は、考の供述に違和感を覚えて……。一方、幸太郎、ネルラ、レオ、そして寛(段田安則)は、考の置き手紙で15年前の真実を知ることに。激しく動揺する家族の願いで、幸太郎は弁護人として考の面会に向かうが、考は頑なに幸太郎の弁護を拒絶して……。考の逮捕により、幸太郎の仕事は激減、ネルラも休職を余儀なくされ、2人はステイホームに突入。そんな中、考を母のように慕い、大きなショックを受けていたレオが……。 さらに、第7話には、小手伸也と新納慎也がゲストとして登場する。どんな役柄に扮するかは放送で明らかになる。 【コメント】 ●松たか子(原田ネルラ役) リヒト様はすごくしっかりしていて、“レオはこうだ”ということを考えて表現できる人だと思います。しっかりレオのことを考えていらしたと思うんですが、わちゃわちゃしたマイペースな家族なので(笑)、実際に撮影に入ると動揺することもあったと思います。でもその影響を受けて動揺しても“レオ像”がブレないんです。それがすごく素敵だなと思っていました。リヒト様は本当に誰よりもしっかりしているので、本当に困った時はリヒト様を見るんです(笑)。本当に頼りにしていました。レオはわりとぶっきらぼうな言葉遣いをするんですが、6話で「出て行けよ。それがいいよ」と言われたときに、ドキッとしたのを覚えています。姉弟ながらドキッとして、乙女な気持ちになれたので(笑)、あのシーンはとても好きでした。 岡部さんは『スイッチ』でご一緒したんですが、私が一方的に“ジトッと見る”という相手だったので、会話を交わす間柄ではなかったんです。今回改めてご一緒するのがすごく楽しみだったんですが、やっぱり岡部さんにしかできない“絶対に何かある”と思わせる芝居が成立するのはさすがだな、と。 考ちゃんが出頭するという展開を知っている私が映像を見ても、最後の警察のシーンで「鈴木考です」って岡部さんの顔が映った時、衝撃を受けたんですよね。これまで、岡部さんのことを“ただの叔父さんなわけがない”と思って見ていた方も絶対に衝撃を受けたと思います。それもあって、“考ちゃんは今までどんな気持ちで食卓を囲んでいたんだろう”と考えたら、“辛かったよね…”と、いたたまれない気持ちになりました。今後の展開ももちろん楽しみにしていただきたいんですが、これを踏まえて、イチから岡部さんの演技…“岡部たかし劇場”を見返していただいてもきっと面白いと思います。 ●板垣李光人(鈴木レオ役) 松さんは、今回ネルラの弟役として芝居でも、オフの時も本当に助けていただきました。姉弟ではありながらも、どこかその関係を逸脱したような距離感や雰囲気などは松さんのお芝居があったからこそ出来たものだと思います。カメラが回っていないところでも沢山声をかけてくださったり、僕が萎縮してしまわないような明るさで接してくださったおかげでレオを演じきることができました。 岡部さんは、レオが幼い頃からお母さんとして接してきた考ちゃんという役柄ですが、岡部さんが持ってらっしゃる包容力がまさしく役柄と重なっていました。甘えたり、冗談を言ったり、頼ったり。その気持ちが嘘なく心から表現できたのは、岡部さんのあたたかさがあったからこそだと思います。鈴木家では考ちゃんが料理をしてくれていましたが、いつか岡部さんの手料理が食べてみたいです。 レオにとっても考ちゃんが出頭したというのはとても大きな衝撃だったと思います。次回の第7話では、15年前の事件の全てが明らかになるのか視聴者の方も今か今かと放送をお待ちのことでしょう。 そして予告では火事と思わしきシーンもありました。 鈴木家は一体どうなっていくのか、この後からはハイスピードで物語が展開されていきます。 それぞれが掴む"しあわせ"を最後まで見届けていただけたら嬉しいです。 ●岡部たかし(鈴木考役) 以前共演させていただいた時も思ったのですが、松さんは常に気配りの人です。今回、僕が料理を運び、テーブルに並べるシーンが多いのですが、僕の負担を軽減するために、「私がこうしましょうか」「私はこれができるのでこっちは任せてください」と気配り、助けてくれます。おかげでお芝居がスムーズに流れました。リヒト様のお芝居はナチュラルで、2人のシーンではリヒト様がトーンやスピード感を決定してくれていたように思います。それがとてもやりやすく心地よかったです。 第6話以降の展開もなんとなくは聞いていたのですが、“ここでかっ!”と思いました。視聴者の皆さんは“ナゼ?”となったでしょうか? それとも“やはりな”となったでしょうか? 家族との団らんの中で考は決意しました。この出頭は善悪とは何かということも提示していると思います。考が行ったこと、またこれから行うことをいろんな角度から、鈴木家の一員になって考えたり、思いっきり第三者として検証したり。6話からも楽しんでもらいたいです。

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