キックボクサーの木村〝フィリップ〟ミノル(32=ブラジル)が、立ち技格闘技イベント「K-1」の「70キロ級世界最強決定トーナメント」での〝復帰V〟を誓った。 元K-1世界王者の木村は、2023年にRIZINに参戦してドーピング検査で陽性となった。24年10月には大麻取締法違反の疑いで逮捕され、執行猶予3年の有罪判決を受けた。 そして、7日に行われた古巣K-1の代々木大会で1年半ぶりに復帰し、トーナメント1回戦でメイソン・ストロッドマン(23=米国)に1分15秒で貫録のKO勝利を収めた。 大会後に、自身のYouTubeチャンネルを更新し「とりあえず向かい合った瞬間に、腹を一発入れて相手の反応を見て。いつも通りブンブン振っていって。早期決着を狙っていた。相手の攻撃を見てというよりは、自分から攻めていってカウンターなり、合わせるなりしていって。きれいにフックがハマった。久しぶりのK-1の試合が楽しかったですね」と納得の表情を見せた。 その上で「ここまできたら確実に優勝して、ベルトを持ち帰って。また頑張らないとですね」と言葉に力を込めた。 8日には準々決勝(11月15日、国立代々木競技場第一体育館)の組み合わせ抽選が行われ、木村は昨年覇者のストーヤン・コプリヴレンスキー(31=ブルガリア)と対戦することが決定。実力者同士による注目の一戦を制し〝復活V〟を果たせるか。