なにわ男子・大橋和也が主演を務め、渋谷凪咲が出演するオシドラサタデー「リベンジ・スパイ」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の最終話が9月13日に放送。優我(大橋)のリベンジの結末が描かれ「最高の最終回だった」と反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます) ■人が持つ多面性を浮き彫りにしていく“スパイ・ラブコメ” 本作は、多彩な顔を使い分けるスパイの青年と社長令嬢を主軸に、人が持つ多面性を浮き彫りにしていく“スパイ・ラブコメ”。 大橋が演じるのは、何者かの策略のせいでこの世を去った兄の復讐のため、“表”では持ち前の明るさと人懐っこさをフル活用し、人脈を次々と広げていく菅原優我。しかし、“裏”では亡き兄の元から大切な情報を奪った犯人を捜すスパイとして暗躍しているという難しい役どころだ。 一方、渋谷は優我が情報を得るために近づく社長令嬢・藺牟田花を演じる。松田裕子がオリジナル脚本を手掛ける他、劇中の音楽はピアノトリオ・foxcaptureplanが担当している。 ■倒れた花とリベンジを果たしにいく優我 亡き兄・尚之(溝端淳平)が開発したシステムを盗用した疑いで「藺牟田メディカルデータ」社長・藺牟田隆一(高嶋政伸)と対峙する優我と花。しかし緊迫の最中、花が心不全で倒れ、緊急搬送されてしまう。 祈るように彼女の快復を待つ優我のもとに、花の母・京香(霧島れいか)が現れ、花の手紙を手渡す。そこには「強い思いがあれば奇跡は起こせる」という力強い決意、さらに「元気になったらやりたいこと」が綴られていた。涙をこらえきれない優我は、シャチのぬいぐるみを託し、「君がいてくれるから俺も強くなれる」と誓って駆け出していく。 一方、スパイ仲間の真之介(織山尚大)が尚之の事故現場から逃げた人物の正体に迫る。革靴の持ち主は桜小路だった。真之介は急いで優我に電話をするも、すでに気づいていた様子で電話を切るないなや急いでオフィスへ向かう優我。 そんな中、藺牟田に尚之のシステム盗用について問いただされた専務・桜小路(高橋光臣)が藺牟田の車を奪って逃走。 自殺しようと階段から身を乗り出す桜小路を間一髪のところで救出し、追い詰める優我。「見殺しにした」と泣き出す桜小路は過去の事件について語り出す。 ■花と優我の姿に「最高でした」 藺牟田の申し出を断った尚之に考え直してもらおうと詰め寄る桜小路。しかし、その申し出をなん度も断る尚之が桜小路を振り払おうとした拍子に階段から落ちてしまう。状況に焦りつつも、桜小路は尚之を救わずに、システムの書類が入ったカバンを持って逃げ出してしまった。 一部始終を聞いた優我は堰を切ったように「兄ちゃんを返せよ!」と掴みかかる。桜小路はただ「社員と社員の家族を守るため」だったと泣きながら訴える。すると、追いかけてきて優我に頭を下げる藺牟田。後日、桜小路は自首をして傷害致死の疑いで逮捕されることになり、事件は無事に解決する。 その後、花も容体が回復して目を覚まし、優我もリベンジを終えて幸せな毎日を過ごす二人。優我は特許申請をせずに、藺牟田メディカルデータに残り「おうちでホスピタル」を広めていく道を選んだ。一方、リベンジが終了した浩次郎(塚地武雄)は専業主夫になり、花は藺牟田メディカルデータを辞めて自分の道を歩み始めていた。 リベンジが終わりハッピーエンドを迎えた最終話に、SNSでは「最後の“アシンメトリー”がハッピーに感じた」「終わっちゃってさみしい!」「二人で笑い合える未来がずっと続きますように」「最高でした」「最後、2人のデートシーン良かったなぁ」「最高の最終回だった」「優我が幸せそうでなにより」などの声が相次いでいる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部 ※高嶋政伸の「高」、正しくは「はしごだか」