「神戸ラーメン第一旭」で外国人を不法就労 運営会社社長ら逮捕、週90時間近く労働か

神戸市に本店を構える人気ラーメンチェーン店「神戸ラーメン第一旭」で、外国人のアルバイトらを不法に就労させたとして、兵庫県警生田署などは26日、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで、運営会社「アサヒフーズ」(同市)の社長、田口隆弘容疑者(79)=同市中央区神仙寺通=ら6人を逮捕した。同署によると、6人はいずれも容疑を認めている。 逮捕容疑は令和4年12月~7年6月、直営店4店舗で、中国、ベトナム両国籍の20~30代の男女計10人を、法令が定める1週間28時間を超えて働かせたなどとしている。 同署によると、今年4月に同店の関係者から「不法残留の人がいる」と情報提供があったという。6月に同署が入管難民法違反で10人のうち1人を逮捕し、タイムカードや給料明細などを調べたところ、事件が発覚した。人手不足を背景に週80~90時間働かせていたこともあったという。 神戸ラーメン第一旭はテレビや雑誌などで紹介されることもある人気店。同店のホームページなどによると、神戸市中央区に神戸本店など直営店を4店舗を構えるほか、同市長田区や同市灘区などでフランチャイズ店を展開している。

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